社団法人
京都保健衛生協会
Kyoto Institute of Public Health and Science

 細 菌 検 査

大腸菌等環境中に存在する細菌の検査を行っております。

●検査項目

 <一般細菌数>

 一般細菌とは、標準寒天培地を用いて36±1℃で24±2時間で培養したとき、培地に集落を形成する細菌のことをいいます。分類学的に特定のグループを意味するものではありません。一般細菌として検出される細菌の多くは病原菌ではありませんが、汚染された環境ほど多く検出されます。
建築物衛生法等一般に飲料水で検査が義務付けられています。


 <大腸菌群数>

 動物の体内に生息する細菌で、好気性又は通性嫌気性の細菌と定義されています。糞便による汚染の指標として用いられ、プール水や浴槽水、浄化槽の処理水について規制されています。


 <大 腸 菌>

 大腸菌はヒトや温血動物の腸管に常在する好気性又は通性嫌気性の細菌のことをいいます。環境中での増殖はまれなため、糞便由来でない細菌も含む大腸菌群と比べて糞便汚染の指標としてより信頼できます。環境試料中に大腸菌が存在することは、直ちに対応が必要とされる危険な汚染である可能性を示しています。
一般細菌同様、飲料水で検査が義務付けられています。


 <レジオネラ属菌>

 近年、浴場施設等でレジオネラ属菌に感染するという事例が多数報告されています。事例中には、レジオネラ肺炎で死亡するという報告もあり感染または検出された場合は早急な対策が求められます。平成11年11月発行の「新版レジオネラ症防止指針」では 人工環境水中のレジオネラ属菌の感染危険度を建築物の環境や設備状況及び利用条件に応じて点数化し、点数を目安とした水質検査回数を示しています。
又 公衆浴場法及び同法施行条例、旅館業法及び同法施行条例等でも検査が義務づけられています。


●検査の日数

細菌検査は培養操作を伴いますので所定の日数がかかります。
余裕を持ってご依頼ください。

検査項目 検査日数
一般細菌数 2日
大 腸 菌 1日
大腸菌群数 1日
レジオネラ属菌 10日から14日



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